（想太郎）
鎌吉が東京から箱根へ帰ろうとした時に面白い話が御座います。
品川まで来ると関門で留められ、やかましく申すので料理人だと申すと、それならここで料理をして見ろと言いました。
ところが鎌吉は鳥八十で腕に覚えのある者ですから立派に料理をこしらえて見せました。
そこで本当の料理人と安心され、薩州の参謀の何とか言う人の供となりて小田原へ行くこととなりました。
一応鎌吉をたててやる想太郎。
でもさ、なんとか言う人って…興味もってないなぁ〜笑
小田原が再び官軍となりましたのは脱走軍のほうで大久保から人質を取らなかったのが手落ちで御座います。
またこの参謀が小田原へ参りまして、宿のはずれの十文字と申す所で休息しておりますと、背後からその参謀へ斬り付けた者が御座いまして、殺されはしませんでしたが、その騒ぎに鎌吉は逃げ出して脱走のほうへ参りました、このとき金はニ三百両持っていました。
偉そうだなお前ーー！！
貴方が言えることじゃないだろうって！手落ちとか！
しかも、鎌吉の財布の中身を何故知っているんですか？
兄の八郎が敵に斬られながら、その敵を斬り倒しました時に、刀勢が余って岩を斬ったそうです。
刀は無名です。
この刀は今は金田中尉の軍刀となっています、中尉は助太郎と言い武司の子息です。（八郎君の弟）
岩を斬ったって自慢話。最初の謙遜はどこへやら。
しかも「刀は無名です」って…
刀が良かったからではなくて、兄さんの実力がすごいんだって言いたいんだ、わかってるって。
兄も申しました、竹刀の勝負で考える故に、斬れることを心配するが、実地には中々よく斬れるもので余勢が岩を斬る位だと言いました。
エスパー！！？八郎さん、貴方エスパーですか！！？
弟に、岩が斬れそうだって予告して行ったんですね！！
すげぇ！超人！
この文章からすると、八郎さんは以前に人を斬ったことがあるんでしょうかね。
治療のときに麻酔が効かなかったそうです。歳は25歳でした。
八郎も鎌吉も三嘉保丸へ乗り込みましたが銚子沖で暴風に逢い、米は沢山あっても水はないと申すことになり終に難船となりました。
品川を夜出帆し房州の岬を廻ると大暴風となり、開陽が鎖で引きましたがその鎖も切れてしまいましたそうです。
痛々しい…。
開陽の鎖は、たしか切れちゃったんじゃなくて、わざときったんじゃなかったかなぁ？？
てかさ、それって鎌吉が話すべき内容じゃないの？
銚子の濱へ吹き附けられましたが、陸は敵だか味方だか分かりませんゆえに中根さんが（淑）文を作り八郎が筆を取り斎藤辰吉さんが（中野梧一）泳いで上陸して説得したそうです。
ここは高崎領でして、まず何事もなく一同上陸と決しましたが、波の荒いところですゆえに船から陸へ太い縄をつないて、まず刀でも衣服でも板にくくりつけて投げ込み、縄にすがって上陸しましたそうです。
八郎が筆をとっただぁ！！？
その手紙、とっておいてよーーーー泣。
相当字が上手かったってことなんでしょうか？
（鎌吉）
金子を大事にして腹などにくくりつけた人は皆んな溺死しました。
（想太郎）
八郎はこの後は鎌吉とは別れ、中根さんと一所に上總邊に潜伏し、関門なんどを通る時は傘を手に結びつけてお辞儀をして通りましたそうです。
やっと鎌吉の出番。
かと思いきや想太郎にまたしてもとられる。笑
想太郎さん、最初言ってたよね？
「兄の脱走後のことは存じませず」って…
腕の無い人と申す評判も立ちましたゆえ坊主になりて隠れて居ました。
特に困りましたのは、めしを喰う事と草鞋を脱ぐ事で（腕首のないのは左なり）中根さんと大塚さんと二人で世話を為し、旅店などでは下女に用を言いつけて座敷を追い出し、その留守にお鉢のめしを掴み出して大むすびをこしらえておき山中の寂しいところで兄が食いましたそうです。
坊主ー！！！あわあわ。写真見たいYO！！
似合うのかな？似合うのかな？
月代やってたから、隠すには坊主にするしかなかったのかな？
そして。
おむすびのシーン、私には某ジブリ映画のあのワンシーンに見えてならないのですが…。
元気のでるまじないをかけちゃったりしてさ。
「お食べ」ってにっこり笑うおかっぱの人。泣きながら物凄い勢いで食すピンクの服。
後に一軒の婆さんの家に隠れて居たそうです。
その後探索がますます激しくなり、中根さんも江戸へ帰り、勝さんも八郎に、帰れ保護する、と言われたそうですが、兄はドウシテモ聞かず尺さん斎藤さん中根さんなどのお世話で米国の船へ隠れ、延びかかりました坊主首で函館へ参りました。
あー;;想太郎さんは小太郎さんは知らないんですかね？？
あれだけ八郎さんと仲がよくて、ここでもかなり面倒をみてくれてるんだけど…。
嫉妬心から、あえてはずしてる？？
「のびかかり坊主」頭ですか。
なんか可愛いですねvV←なんでもいい
