常敗将軍(笑)
宇都宮戦争にて、大鳥さんの率いる隊はおしてたんですね。
なんですが、ちょっと指示を失敗して隊士投入を間違った大鳥さん。
「勝っていたっていうのに、一体大鳥がなんだっていうんだ!」
なんて部下であるはずの伝習隊の沼間慎次郎にキレられたそう。笑
そんな大鳥さんの評価はめっさ悪いですよね;;
くじけない大鳥さん、
「彼は勝ち戦の後より、負け戦の後ほうが、活発に行動する。百折不撓の精神がある」
なんて証言も残ってます。
部隊を派遣すると勝つのに、自ら戦場へでると負けていた
とまで言われた大鳥さん。
へらへらしながら馬に乗って帰ってきたらしい。笑
でも、実際の戦をみると、そんなに負けてないんですよね。
これって、やっぱり安藤さん(この人が”大鳥はヘタレだ”と思わせるような証言をいっぱい言っているのです。)が大げさに言っただけじゃないのかなぁ;;
二人、結構晩年まで仲いい(?)し。
箱舘戦争と大鳥圭介
大鳥さんは戊辰戦争との接点が多いんですよ。
何かって言うと、まずは五稜郭。
五稜郭は武田斐三郎という方が設計したんですが、その彼が参考にしていた文献「築城典刊」は大鳥さんが翻訳したものです。
次に、敵軍である新政府側の一部隊を率いていた大山与助。
彼は大鳥さんに江戸で砲術を教わったんですよ。
その教え子に大鳥軍は見事惨敗;;情けねぇ。笑
そして敵将であった黒田了介も実は大鳥さんの教え子。
まぁ、その縁あって、黒田さんは大鳥さんたちが牢獄入りしてからも大分面倒を見たりこっそりお金を送ったりしてたそうですけど。
そして何よりウケるのが、大鳥さんらが入れられた牢獄がは、実は大鳥さん自身が昔設計したものだったということ。
大鳥さんは日記で、自分が入れられてる牢獄の構造を、自慢げに記しているんですよ。
あーあ、不幸な男ですよね大鳥さんて。笑
将棋
大鳥さんを「南京カボチャ」とのたまった(笑)今井信郎さん。
彼って実は坂本龍馬を暗殺したと自供した人物なんですよ。
ま、それは置いといて。
そんな彼が取り調べを受けた時、入牢先は大鳥さんと同房だったそうです。
2人は暇つぶしに将棋を指していたんですね。
今井さんががあと一手で勝ちってなると、大鳥さんは将棋盤を見つめて考え込んでしまうんですよ。
なにも言わなくなってしまうんです。
仕様がないので今井さんは「これで終わりとしよう」と言うじゃないですか。
そしたら大鳥さん、「じゃあこの勝負はなかった事にしよう」と言うわけですよ。
大人気ない!!!笑
大人気ないよ大鳥さん。
可愛いなぁ、ちょっと土方さんに似てるなぁ。
土方さんと大鳥さんが将棋したら戦争になっちゃうかもしれませんね/笑
酒豪
実は酒豪な大鳥さん。
煙草もよくすっていたらしい。
酔っ払うと漢詩を朗読しだしたりしたそう。迷惑〜笑。
それは歳をとっても変わることはなく、後に、日本禁酒会会員となった安藤さんという方に禁酒を勧められると
「小僧何を言うか」
といって聞こうとしなかったらしいです。
えらそうな鳥/笑。鳥のくせに〜